「夕暮れの月」

毎日移り変わる季節を感じつつ、様々な朝をむかえ
   そして様々な夜をむかえる事に、誰が疑問を覚えるだろうか。

そう、そして今日もいつもと違う朝がやってくるのだろう。
   私は思う。どのように朝をむかえるべきか。

一つ一つの朝をのんびりと見つめてみる。
   ただ、なんの事もない朝がそこにはあるのかもしれない。

朝があって、夜があって。朝があって、夜があって。
   そうして、人は生きていることを忘れてしまう。

ただ、毎日変わらないことは眠っても眠っても
   眠気が残っていて、私を苦しめる事だ。

晴れた寒い夕暮れの月が、私の存在をひきたてる。
   
   春眠、暁をおぼえずとはよく言ったものだ。